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9月教育長想いを語る

2020年09月01日

川辺町小学校再編計画について(その2)

教育長 長谷川哲

これまでの検討経緯について2回に亘ってお知らせします。

平成28年度から2年をかけて川辺町小学校将来構想策定委員会を開催しました。外部委員のみなさんに「今後の川辺町の教育や小学校はどうあったらよいか」検討していただきました。「3校体制で大きな課題はない」との意見もありましたが、多数として「小学校は1校に統合することが望ましいこと」「小中一貫教育を進めること」など11の提言を受けました。

<提言>

1 2030年~2033年(10~15年後)には小学校は1校にすること
がのぞましい

2 1校に統合する場合は3校から1校に統合する

3 小中一貫の教育をめざす

4 小中一貫の教育は小中が「施設一体型」「隣接型」「近接型」
等を検討し決定する

5 めざす教育内容を明確に打ち出した魅力ある学校づくりを町民
に示す

6 統合校の建設地については町の中央部を中心に十分に検討する

7 統合校の建設地は「新たな土地」「現学校や校舎の利用」等、
様々な視点から検討する

8 使用しなくなる校舎等の利活用についてはまちづくりに関連し
て有効活用を図る

9 構想を基に具体的計画案を2年以内に策定し、町民説明会を開
催する

10  統合実現に向けて地域住民の声に十分耳を傾け、理解や合意
を得る

  •  こども園や放課後児童クラブ等の将来の在り方についても十
    分研究協議する

この提言をもとに平成30年度にまず教育委員会にて「めざす教育」や「建設場所」等の検討を行いました。

 

第1次:川辺町小学校将来構想策定委員会提言内容の確認

小規模少人数指導も「きめ細かさ」では値打ちがあるが、国際化・グローバル化・情報化の中をたくましく生きる子どもの育成のためには、小学校の頃よりいろいろな見方や考え方、価値観に出会える下地を作っておくことが必要。

第2次:川辺町新小学校再編計画基本事項の確認

新小学校は次代を担う子どもたちの育成面から「ひとづくり」「ひと育て」はもちろんのこと、特色ある教育の推進は「この学校で学ばせたい」「この町に住みたい」といった「まちづくり」に大きく貢献する。折角作るならば期待に応えられる学校を建設する。再編は3校から1校へ統合する方針で進める。

第3次:統合小学校建設候補地の検討開始

小中はできる限り近い場所に位置することが小中一貫教育の効果をあげることになる。近接型ならば第1に西小学校、第2に東小学校、第3に北小学校。新たな土地に建設の場合、候補地を挙げて比較検討。

第4次:小中一貫教育の推進と校舎の利活用方針検討

義務教育学校が理想ではあるが、小中一貫教育校を実現する。「施設一体型」「隣接型」を目ざすが条件的に厳しい場合は「近接型」もやむを得ない。現3小校区の特色や実情からして利活用の基本方針を検討。

 第5次:新たな土地に中学校も移転小中一貫教育の可能性検討
小中近接一貫教育事例

新たな土地に建設ならば「比久見」「中川辺駅北」「上川辺」等が考えられるが建設費用は莫大なものとなる。兵庫県河合小・中学校(学校間400mほどにある近接校)の実践(小学校6年生が中学校校舎で学ぶ)は非常に興味深いが川辺町で実践となると課題大である。

第6次:型による実現度の確認と計画順位
廃校となる校舎校地の利活用方針再検討

建設場所と小中設置型による実現度を「小中間の距離」「一貫教育推進度」「費用」「困難度」等を視点に5つの建設候補地について検討した。検討を重ねる中で現中学校敷地内に統合小学

校は建設できないかが話題となり継続検討することになった。統合により3小が使用しなくなる場合、校舎校地の利活用方針については「校区の特色」「人口集中度」「町の位置」「学校周辺環境」「学校近接の工場」「近接の施設」等から、西小学校は「文化読書ゾーン」東小学校は「子育てスポーツゾーン」北小学校は「福祉食育ゾーン」として、又大きな視点から西小学校は「商業拡大・道の駅構想」東小学校は「工場・住宅誘致構想」北小学校は「サッカーテニスコート構想」も挙がった。

第7次:統合校の必要諸室の確認 川辺中学校敷地内に小学校建
設の可能性検討

 中学校北駐車場を中心に小学校校舎建設は可能。現駐車場の代替場所、テニスコート、小学校遊び場、スクールバス車庫等を検討する。地域コミュニュテイー室や国際交流室は別棟で建設可能。北小は土砂災害危険区域(イエローゾーン)に指定され候補地から除外する。
 第8次:川辺中学校敷地内に小学校建設の可能性検討

中学校北駐車場を利用しての校舎建設は変形を伴い配置的にも中学校との連接は問題が多い。中学校南舎の南に(現駐輪場・現テニスコート)を建設することは可能である。中学校南舎南の建設の小学校校舎で教室数が不足する場合は現中学校グラウンド東(湖岸線沿い)にもう1棟建設を考えたらどうか。現中学校南東にあるテニスコートは撤去し、新たなテニスコートとして西小グラウンドに整備したらどうか。現中学校グラウンド西に整備された駐車場を中心に遊具の設置は可能である。小グラウンドは確保できるように思われる。一番の課題は小学校建設時のトラックの出入り・工事音・体育や部活動への影響等々現実問題をどう解決するか考えておくことが必要である。現中学校北舎(特別教室棟)の利用の仕方や移転等も検討していく。現駐車場の代替場所、テニスコート、小学校遊び場、スクールバス車庫等を検討する。

 

<S君とベルマーク・その8>

6冊のうち4人ということは2人の子がS君に気づいていないということだ。ぼくはそのうちに一人だ。「がんばっているなあ」とは思いながらも近くの人だけを見て書いていたということは、本当はS君のことを考えていなかった・・・。みんなは他のグループのS君のことを見て書いていた!ぼくはびっくりして「「明日絶対ベルマーク持ってこなあかん」と思って、帰りにS君に「明日絶対ベルマーク持ってくるでね」と約束して帰りました。

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