コロナ渦に感染拡大防止のためにストップしてしまった合唱。川辺中の校舎から聞こえていた歌声が聞こえなくなって３年。

今年の５月のコロナ感染症の５類移行に伴い規制が緩和され、合唱もできるようになりました。しかし、「歌わない」ことが当たり前になった生徒たちは、合唱に対し、はじめは非常に消極的でした。

最初に取り組みを始めたのは３年生です。郡音楽会などの合唱を披露する機会があったこともありますが、合唱を学級・学年づくりのチャンスだととらえて歩みだす級長会の動きも大きな要因です。

簡単にはいきませんでした。みんなで声を合わせるということがこんなに難しいとは。川辺中伝統の

合唱にはなかなか近づけませんでした。

しかし、合唱の高まりを加速する一つの機会となったのは、「合唱交流」です。帰りの会などに、学

年を超えて学級ごとに互いに合唱を見合います。上級生は先輩のプライドをもって、下級生はあこが

れの先輩へ。相乗効果で一気に合唱の声が大きくなってきました。

まだ発展途上ですが、合唱の気持ちよさを味わいながらどんどん成長している生徒たちに頼もしさを感じる毎日です。