4月教育長想いを語る(春なのに)
春なのに
川辺町教育長 長谷川哲
心浮き立つ 心はずむ 心躍る「春」なのに誰もがどこかに憂いを持ち合わせて4月を迎えました。「春なのに 春なのに 溜息また一つ」が日本中を覆っているかのようです。新型コロナウイルスの感染者が増え続けています。「パンデミック」「オーバーシュート」「クラスター」「ロックアウト」の文字がおどろおどろしく日に日に太く濃くなって迫ります。地球は自転しながらウイルスを全世界に撒き散らかしているかのようです。先の見えない状況にただただ不安が募ります。
川辺町でも感染者が現れ、これ以上出さないようにと『新型コロナウイルス感染症対策会議』を6回7回と重ね、対策や対応にあたっています。学校関係では、ある日突然の臨時休業から何とか卒業式を終え、修了式も開けぬまま春休みに入っています。国や県の要請や方針に沿いつつ、川辺町では4月7日の入学式・始業式を次の点に留意しながら迎える予定です。
1 来賓は招待せず児童生徒、保護者、教職員で行います。式場の席
間距離を空けます。
2 保護者の出席は原則1名とします。
3 出席者には全員マスク着用を呼びかけます。
4 新入生及び保護者で風邪症状や発熱、体調不良の方は出席を見合
わせて頂きます。
5 在校生は参加せずを原則とします。(学校規模は考慮します。)
児童会・生徒会歓迎あいさつは代表のみで最小限の人数で実施し
ます。
6 会場は少し寒いかもしれませんが開け放して換気を良くします。
7 会場入口にアルコール消毒液準備します。
8 始業式は全校が一堂に集まらず校内放送利用による式を原則とし
ますが、学校規模によって体育館開催は可能です。ただし児童生
徒間は1m以上空けます。
4月6日の入園式も同様な対応をお願いしています。
式を終えて翌日から授業が開始されます。授業開始にあたっては次のような対応をすべての学校でとっていきます。
<児童生徒>
1 毎朝家庭で検温を実施して登校します。「健康状況連絡カー
ド」記入して提出し学校で見届けます。
2 家庭で検温未実施の児童生徒は別室に入って検温し異常ない場
合は教室へ、発熱等がある場合は保護者の迎えで帰宅し療養し
ます。
3 児童生徒間の机の距離は出来る限り離して学習します。当面、
ペア・班・グループ体制の授業は控えます。
4 給食も机を合わせたグループ体型はとりません。
5 当面すべての部活動は自粛します。
<教職員>
1 毎朝検温して出勤します。「職員健康チェック表」に記入して
管理職が見届けます。
発熱や体調不良の場合は帰宅し自宅療養します。
2 1日2回以上消毒液を利用してドアノブや取っ手等の消毒清掃
を行い「清掃チェックリスト」に記入して管理します。養護教
諭・校務員が中心となって実施します。
3 少し寒いかもしれませんが教室はもとより廊下等の換気徹底に
努めます。
なおこの対応は「可児市」「川辺町」限定で実施予定でしたが、急遽「可茂地区すべての学校で実施」することになりました。
生涯学習関係では多くの会が「中止」や「延期」となっています。又中央公民館・図書室・北部公民館・B&G海洋センター・大洞グラウンド・下麻生グラウンド・漕艇場については当面4月12日まで閉所や閉館としましたが4月末まで延長することになりました。健康保持や運動不足解消・読書・ストレス発散のためには開所や開館をしたいところですが、近隣市のスポーツジムでの感染例等から、今しばらくご辛抱をお願いしているところです。